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愛知県絞工業組合の有松・鳴海絞り技術者養成事業
愛知県絞工業組合の有松・鳴海絞り技術者養成事業
 
 平成21年11月25日発行の「協会だより174」で紹介しましたが、愛知県絞工業組合では昨年11月から将来の絞り職人を養成するため、「有松・鳴海絞り技術者養成事業」を始めています。今回は、その講習会にお邪魔し、見学させていただきました。
 平成21年度講習会は、初年度ということもあって初級クラスだけの開講となったとのこと。しかし、応募者が多く、当初、初級クラスで1講座の予定であったものを急遽、3講座に増やして開講しているということでした。
 
伝統工芸士荒川講師を中心とした括りの受講風景
伝統工芸士荒川講師を中心とした
括りの受講風景
荒川講師の個別指導状況
荒川講師の個別指導状況
 
完成した「のれん」を前に意見を出し合う
完成した「のれん」を前に
意見を出し合う
伝統工芸士山口、野々山両講師による染めの授業風景
伝統工芸士山口、野々山両講師による
染めの授業風景
 
 名桐副理事長のお話では、社会情勢の変化で、今までのように一家の中で親から子へ、子から孫へという技術伝承が難しくなっている。同時に、絞りの技術を持っている方々が 高齢化しているため、今ある技術・技法を今後一つでも多く継承していくことが重要である。また、海外の安い絞り製品との競争に勝つためには高級品志向ということも一つ考えられるが、いずれにしてもしっかりとした技術が次世代へ確実につながっていくことが大切である。
 
 この観点から、一般の初心者の方々を対象に募集を行い、絞りの技術者として育成して、技術がしっかりと継承されていくことができるようにと考え、今回この事業を始めたとのことでした。
 
 カリキュラムの内容については、まず絞りの基礎技術からしっかりと覚えてもらい、最終的にはきちんとしたモノづくりのできる職人になれるように組んである。その人たちの将来については、それらの過程の中でそれぞれがどうするのか決めていってもらいたいと考えているが、受講者がゆくゆくはこの有松の町で工房を開いてくれればと思っている。
 
 今アンケート調査をしているが、現在のところ、ほとんどの皆さんが来年度の講習会では次の段階に進んでもらえるように感じているとのことでした。
 
 また、従前は、括りの工程とその後の染めの工程とは別の職人の方でやっていたが、この講習会では括りから染めまで一貫した講習をしている。作品ができた後、それを見ながらうまくいった点、そうでない点の意見を出し合ってもらっている。その方が括りの技術の確認にもなり、今後に生かしてもらえるのではないかと考えている。失敗があってもよい、その中からどうしたらよくなるかを見つけてもらえばいい、しっかりとした基礎技術を体得していってもらい、最終的には全ての工程を網羅することのできる職人になってほしいという気持ちで講習を行っている。今後とも、組合事業として定着させていきたいと考えているとのことでした。
 
 伝統工芸士である荒川講師に伺ったところ、受講生の皆さん、非常に熱心に受講してみえるので大変教え概があります。講習日が毎回楽しいですとのことでした。  受講生の皆さんに伺ったところ、「将来に対するそれなりの決意を持って入校しましたが、入ってよかった。」との声しきりでした。講習の内容で理解が浅いと思ったところはわかるまで伺うとか、自分の作品で納得できない水準のところなどは次回の講習会までの宿題としてそれぞれで自習しているとのことでした。  皆さん、それぞれの方がこの事業に真剣に取り組んでいるということが実感できました。
 
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